比較考量と比較衡量の違い
本を読んでいて、「比較衡量」という言葉が出てきました。
「比較考量」の間違いではないかと思ったのですが、調べてみたところそうではないようです。
「比較考量」「比較衡量」とも基本的に意味は同じと考えて良いようです。
ただ、使われる文脈が違っており、「比較考量」は一般的な文脈で、「比較衡量」はより法律に特化した文脈で使われるようです。更に「比較較量」という言葉もあるようですが、これは誤りということになっているらしいです。
実際、「考量」はIMEに登録されていますが、「衡量」はありません。手元の辞書にも「考量」はあっても「衡量」はありません。「比較衡量」は専門用語なのでしょうね。
因みに、法律で使われる「比較考量(衡量、較量)」は「利益衡量(衡量、較量)」と同じ意味です。
「利益衡量」の意味は「法律の合理的な解釈のために、当事者や利害関係人の利益その他の公益などを比較すること」です。

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