NPMを使用する(4)パッケージの公開
2016/10/28
目次
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ユーザ登録・ログイン
NPMレジストリでパッケージを公開するにはNPMレジストリにユーザ登録し、ログインする必要があります。
NPMレジストリにユーザ登録したり、ログインしたりするにはnpm login
コマンドを実行します。
npm adduser
コマンドもnpm login
コマンドと同じです。
ログアウト
NPMレジストリからログアウトするにはnpm logout
コマンドを実行します。
ログインしているユーザ名
NPMレジストリにログインしているユーザの名称を表示するにはnpm whoami
コマンドを実行します。
パッケージの公開
NPMレジストリでパッケージを公開するにはnpm publish
コマンドを実行します。
第1引数にパッケージのフォルダのパスか圧縮されたパッケージのアドレスかパスを指定します。
ただし、同じバージョンの同じパッケージの公開を複数回行うことはできませんので注意してください。
パッケージの非公開
NPMレジストリで公開しているパッケージを非公開にするにはnpm unpublish
コマンドを使用します。
第1引数にパッケージ名を指定します。このパッケージ名には@
に続けてバージョン表記を付加することもできます。
非公開にされたパッケージ名とバージョンの組み合わせを再使用することはできませんので注意してください。
また、基本的には一度公開したパッケージは非公開にすべきではありません。
パッケージの非推奨
NPMレジストリで公開しているパッケージを非推奨にするにはnpm deprecate
コマンドを使用します。
第1引数にパッケージ名を指定します。このパッケージ名には@
に続けてバージョン表記を付加することもできます。
第2引数にメッセージを指定します。
なお、非推奨のパッケージがインストールされる際には警告が表示されます。
パッケージの非推奨の解除
NPMレジストリで公開している非推奨のパッケージの非推奨を解除するにはnpm deprecate
コマンドを使用します。
第1引数にパッケージ名を指定します。このパッケージ名には@
に続けてバージョン表記を付加することもできます。
第2引数に空文字列(""
)を指定します。
パッケージのバージョンアップ
パッケージをバージョンアップする(パッケージのバージョンの値を1増加させる)にはバージョンの種類に応じて下のようなコマンドを使用します。
- メジャーバージョン・・・
npm version major
- マイナーバージョン・・・
npm version minor
- パッチバージョン・・・
npm version patch
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