情報アイランド

「情報を制する者は世界を制す」をモットーに様々な情報を提供することを目指すブログです。現在はプログラミング関連情報が多めですが、投資関連情報も取り扱っていきたいです。

小学生時代の思い出の一コマ

※これは「名もなき老婆」さんからの寄稿記事です。このブログでは寄稿を募集しています。興味がある方はご連絡ください。


こぢんまりとした分校で七十何名の児童、一年と二年、三年と四年の二クラス、住み込みの男先生、あと、通勤の女先生、小使いのおばさん一人の学校だった。

複式学級で、他の学年の授業が邪魔になった。
どちらかの学年に課題を与えて自習させ、もう片方を相手に授業。
一時間中に何回か交替だ。

一年の頃のある時、私は課題で勉強していた。
ちらりちらりと二年の方を眺めたり、先生の声を聞きながら早く五年になりたいなあと思っていた。
五年になれば本校へ通う。
複式ではないので、自分のことに集中できそうである。
一年の私が聞いていても簡単なのに、二年の○○さん、あんなことも分からないの、とおかしくなった。
代わりに私が答えてしまおうか、と思ったことも何度か。
あ、あれは覚えておくといいかもな。自分の勉強はそっちのけ。

「一年生、どこ見てる」
また雷が落ちた。
一日必ず何回かあることで珍しくはない。
だって課題はとっくに終わっている(まだの人もいるけど)。
仕方なく二年の方を見てあげているのに・・・。
あんなことが分からんのか。
しっかり聞いているのか。
まだ何人か分かってない人いますよ。
もう一度説明してあげてください、先生。
と言いたくなるのを抑えて自分たちの学年のことは棚に上げ、そんなことを考えていることが多かった。

授業以外の時はいつも四年のボスが仕切る。
遊びの時など決まってメンバーに入れてもらえるのは低学年は二、三名ずつ。
嬉しいような恥ずかしいような、ちょっとびびるような。

四年のボスというのは女のくせになかなか気性が強くて活発で、その上、勉強だっていつもトップだそうだ。
そのためか、ボスには何一つ口出しはできず、ボスと手をつなぐことになると、恐る恐る、そっと遠慮して手をつないだものだ。
その手は嬉しさか、恥ずかしさか、少し震え気味だった。

メンバーに選ばれない子はいつも一塊になって部屋の片隅でじっと私たちを見つめていたこともあった。
幸いに私には四年に兄がいた。そのせいでか、○○ちゃんと呼ばれ、メンバーに入れてもらえたのだ。
いやいや、兄がいなくても私をメンバーに入れていたと思う(うぬぼれかな)。
選ばれているメンバーの顔は勉強はもちろん家庭での生活も裕福な家の子ばかりだった。
入れてもらえない子は自分が悪いのではなく家庭の事情でかわいそうだったな。
でも、その当時はそんなことは一つも考えられなかったが、今思うとどうして思い切って、あの子らも一緒に入れてあげたら駄目なの、と一言ボスに言えなかったことを今反省している。
みんなで一緒に楽しめたら、楽しみも増していたかもしれないのに。
今頃反省しても遅いけど。
何事によらず時折反省は必要だなあ。

pizyumi
プログラミング歴19年のベテランプログラマー。業務システム全般何でも作れます。現在はWeb系の技術を勉強中。
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