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セクシャリティとは? セクシャルマイノリティとは?

セクシャリティ(sexuality)とはある人が性的にどのような属性を持っているかということです。

たとえば、多くの人は自分のことを男性か女性だと思っているでしょう。そして、男性は女性に恋愛感情を抱き、女性は男性に恋愛感情を抱くことが多いでしょう。

このような、人間が持っている性的な属性をセクシャリティと言うのです。

そして、主なセクシャリティには下のようなものがあります。

  • 生物学的性別(sex)・・・所謂体の性別です。本人の意思に拘わらず、性染色体や生殖腺(性腺)や内性器や外性器の形状や性ホルモンの量などから判別されます。
  • 性自認(gender identity)・・・所謂心の性別です。ある人が自分のことを男性だと思っているのか女性だと思っているのかもっと別の性別だと思っているのかなどということです。
  • 性的指向(sexual orientation)・・・ある人が性的な関心を持つ人の性別が男性なのか女性なのか両性なのかもっと別の性別の組み合わせなのかなどということです。

これらの他にも、ある人が1対1で恋愛関係を築くことを望むか、1対多や多対多で恋愛関係を築くことを望むかといったこともセクシャリティの1つですし、他にも様々なものが考えられ得るでしょう。

それから、セクシャリティに関連して性的嗜好(sexual preference)というものもあります。これはある人の性的な好みがどのような形態のものであるかということです。性的嗜好は稀にセクシャリティの1つとして含められることもありますが、基本的にはセクシャリティには含まれません。

そして、セクシャリティを考える上で重要なのは多くの人は下のようなセクシャリティを持っているということです。

  • 明確に男性か女性の生物学的性別です。
  • 性自認が生物学的性別と一致しており、ジェンダー(社会的性別・gender)に従って生活します。
  • 性的指向が生物学的性別や性自認とは逆の性別のみです。

つまり、このような、3つの種類のセクシャリティを同時に持っている人はセクシャリティという観点ではマジョリティ(多数者)なのです。

逆に、これらのセクシャリティとは異なるセクシャリティを1つでも持っている人は少数しか存在しません。

たとえば、生物学的性別が男性であるにも拘らず性自認が女性である人や性的指向が両性である人などは少数しか存在しません。

このような人はセクシャリティという観点ではマイノリティ(少数者)なのです。

そして、このような、セクシャリティにおける様々なマイノリティを纏めてセクシャルマイノリティ(性的少数者)と言います。

そして、セクシャルマイノリティは上のマジョリティに当て嵌まらない人なのですから、下のような人が具体的なセクシャルマイノリティということになります。

  • 生物学的性別が明確に男性や女性ではない人。
  • 性自認が生物学的性別と一致していない人やジェンダーに縛られた生活をしない人。
  • 性的指向が生物学的性別や性自認とは逆の性別のみではない人。

このように、マジョリティ以外は皆マイノリティなので、マイノリティには様々な属性を持っている人がいるということになります。

それでは、様々なセクシャルマイノリティについて種類毎に簡単に見ていきましょう。

生物学的性別

最初は、生物学的性別についてです。

マジョリティの場合、生物学的性別は明確に男性か女性です。

しかし、人間の生物学的性別は性染色体や生殖腺や内性器や外性器や性ホルモンなどが複雑に係わっており、通常は成長の過程において男女何れかの生物学的性別に分化するところが、何らかの理由により正常に分化しないことがあります。このような場合を性分化疾患(DSD:disorder of sex development)と言います(他に、場合によっては、半陰陽両性具有インターセックス間性・intersex)という言葉が使われることもあります)。

性自認

次に、性自認についてです。

マジョリティの場合、性自認は生物学的性別と一致しています。生物学的性別が男性なら性自認も男性ですし、生物学的性別が女性なら性自認も女性です。

そうでないのがマイノリティです。

つまり、性自認と生物学的性別が一致していないのがマイノリティであり、このような人を広義のトランスジェンダー(transgender)と言います。

広義のトランスジェンダーは性自認と生物学的性別の不一致による違和感を緩和するために行う行動の違いに応じて主に3つに分類されます。

  • トランスセクシャル(TS)・・・性自認とは異なる自身の肉体に対する違和感が強いため、肉体的に性自認と同じ性別の人間に近付くための手術による違和感の緩和を目指します。
  • 狭義のトランスジェンダー(TG)・・・肉体的に性自認と同じ性別の人間に近付くための手術までは要しないものの、社会的に性自認とは異なる性別の人間として扱われることに対する違和感が強いため、社会的に性自認と同じ性別の人間として扱われるための対処による違和感の緩和を目指します。
  • トランスヴェスタイト(異性装者・TV)・・・性自認と同じ性別の人間の服装をすることにより違和感の緩和を目指します。

これらの他にも、性自認と同じ性別の人間らしい声を獲得することにより違和感の緩和を目指す場合などがあります。

また、生物学的性別が男性であり、性自認が女性である人が社会的に女性として扱われるために何らかの対処を行っている場合をMtF(male to female)と言い、生物学的性別が女性であり、性自認が男性である人が社会的に男性として扱われるために何らかの対処を行っている場合をFtM(female to male)と言います。

性的指向

最後に、性的指向についてです。

マジョリティの場合、性的指向は生物学的性別や性自認とは逆の性別のみです。男性なら女性を好きになり、女性なら男性を好きになるのがマジョリティです。

それ以外がマイノリティです。

ですから、下のような場合があります。

  • ゲイ(男性同性愛者・gay)・・・男性のみに性的な関心を持つ男性です。
  • レズビアン(女性同性愛者・lesbian)・・・女性のみに性的な関心を持つ女性です。
  • バイセクシャル(両性愛者・bisexual)・・・男性と女性の両方に性的な関心を持つ人です。

更に、男性にも女性にも、それ以外の性別の人にも性的な関心を持たない人というのもいます。このような人をエイセクシャル(アセクシャル・無性愛者・asexual)と言います。

また、性的な関心に関しては特に相手の性別に拘らない場合をパンセクシャル(全性愛者・汎性愛者・pansexual)と言います。

ちなみに、性的指向が性自認とは逆の性別のみである場合をヘテロセクシャル(異性愛者)と言います。また、ゲイとレズビアンを併せてホモセクシャル(同性愛者)と言います。

注意点など

性自認と性的指向について注意していただきたいのは性自認と性的指向は基本的に独立しているということです。

そのため、トランスジェンダーであり、しかも、同性愛者であるというような場合もあり得ます。そのような場合は性自認という点と性的指向という点の両面でマイノリティだということです。

それから、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を繋げたLGBTという言葉もあります。

この言葉はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーという4種類のセクシャルマイノリティの総称として使われることもあれば、セクシャルマイノリティと同じ意味で使われることもあります。

また、LGBTにQを加えたLGBTQという言葉もあります。

Qはクエスチョニング(questioning)又はクィア(queer)の頭文字、あるいは、両方の頭文字であり、性自認や性的指向が自分でも分からない人や特定のグループに分類不能だと思っている人を指します。

LGBTにインターセックスの頭文字を加えたLGBTIという言葉もあります。

また、SOGIという言葉もあります。

SOGIは性的指向と性自認の頭文字を繋げた言葉です。

pizyumi
プログラミング歴19年のベテランプログラマー。業務システム全般何でも作れます。現在はWeb系の技術を勉強中。
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